「全国統一小学生テスト」というテストがあることは、ご存知の方も多いかと思います。
ただ、このようなテストがあることは知っていても、どのようなテストなのか、一度は受けてみるべきなのか、迷われている方も多いと思います。
うちの長男は小1から、全国統一小学生テストを毎年受験しています。
学習塾に入っているので、小3からはカリキュラムの一貫として必須で受験しているのですが、それまでは、自ら希望して受験していました。
テストの概要をはじめ、実際に受験して良かった点などを中心にまとめていますので、「全国統一小学生テスト」にご興味のある方は、ぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。
全国統一小学生テストって何?
四谷大塚が年2回(6月・11月)行っている小学生向けの学力テストのことです。
学力を測るだけではなく、学力を伸ばすためのテストだと、四谷大塚のサイトに記されています。
直近では、2024年6月2日(日)に開催されます。
事前申込が必要で、締切は、5月30日(木)となっています。
既に学習塾に通われている方は、学習塾経由での申込が可能な場合もあり、その場合は申込期限が異なりますので、お通いの学習塾にてご確認下さい。
受験費用は無料。
試験会場は、全国2,600以上あり、四谷大塚をはじめとする各学習塾にて、同じ日程で一斉に実施しています。
四谷大塚やその他の学習塾に通塾していない子でも、誰でも受けられますよ。
テストを受けられる年齢は、年長〜小6です。
こちらは実際の問題用紙。
配点は、国語・算数は150点満点、理科・社会は100点満点になっています。
受験内容
試験時間や受験科目、受験形式は、学年ごとに異なっていますので、下記の通りまとめてみました。
受験科目は、小3までは2教科、小4からは4教科になります。
学年が上がるにつれて、試験時間も長くなっています。
※年長 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | |
試験時間 | 60分 | 100分 | 100分 | 130分 | 190分 | 210分 | 210分 |
受験科目 | 国算 | 国算 | 国算 | 国算 | 国算理社 | 国算理社 | 国算理社 |
受験方式 | 記述 | 記述 | 記述 | マークシート | マークシート | マークシート | マークシート |
記述式ですが、あてはまるものを◯で囲んだり、◯✕をつける回答の仕方になっているので、文字を上手に書けない子でも問題を理解できる子なら、チャレンジできます。
試験の内容は、各学年の小学校で習う教科書の内容を中心に、基本問題は出題されていました。
後ろの問題に進むにつれて、応用問題もいくつか出題されており、しっかり頭を使わないと解けないような問題も出題されていました。
難易度的には、小学校のテストより難しく、なかなか満点を取ることは難しいレベルだと思います。
問題数も多いので、文章題などの長文に慣れていない子だと、時間内に終わらせるのが厳しそうだなと感じました。
また、学年が上がるにつれて文章量も多くなりますので、問題の解き方によっても、時間内にすべて解答するのが難しくなってくると思います。
うちの長男は、小2の算数のテストで、中盤の1つの問題につまずき、考えすぎてしまったが故に、制限時間になり、後半がほぼ白紙になってしまったことがありました。
案の定、号泣。
自分の中で、算数は得意だという自信があったため、どうしても解きたかったみたいですが、問題を解くスピード、問題を解く順番などによっても、すべて解答できるか、左右されると思います。
受験して良かったこと
試験に慣れさせることができる
うちの長男が初めて受験したのが小1。
初めて受験した時の感想は、こうでした。
とても緊張した〜!
でも楽しかった!!
試験の雰囲気は、学校のテストとは全く違ったようで、ドキドキしてしまったみたいです。
中学受験を考えている方は特に、早い段階から、試験に慣れさせる、試験の雰囲気を味わせるという点で、子供にとって良い刺激になると思います。
定期的に試験を受けることで、自分の解きやすい解き方、ペース配分なども身についてきます。
学年が上がるにつれて、試験の難易度も上がってきますので、試験を受けるのなら、早いうちに経験させて、
・試験は楽しい
・たくさん解けて嬉しい
と自信をつけさせてあげることも大事だと思います。
現時点での我が子の実力が把握できる
中学受験をするしないに関わらず、現時点で、我が子の習熟度、得意不得意の傾向が、数値で把握できることも大きなメリットです。
しかも無料で試験が受けられて、無料でフィードバックがもらえるので、とてもありがたいです。
こんなレポートを出してくれます。
レポートの内容はこんな感じ。
全国・都道府県別・男女別で、我が子はどれくらいの位置にいるのか、順位や偏差値を出してくれるので、一目で把握できます。
また、教科毎に、問題別成績も出してくれるので、我が子の得意不得意の傾向がわかります。
このように提示していただけるので、今後力を入れるべきポイントが見えてくるので、学習しやすいですよね。
連続受験することで習熟度の傾向が掴める
定期的に受験することで、過去と現在が比較できるため、習熟度の傾向が掴みやすいです。
受験後のレポートは、こんな感じで得点推移を出してくれます。
教科別に出してくれるので、とてもわかりやすいです。
テスト対策
全国統一小学生テストのテスト対策は、個人的には、する必要はないと思います。
なぜなら、現在の子供の実力を正確に把握するためには、普段の学習の習熟度を知る必要があるため、テスト用のテスト対策を、あえてする必要はないと思うからです。
あえてするのであれば、ペース配分に気をつけることや、わかる問題から解くことなど、解き方のポイントを伝えてあげることだと思います。
また、全国統一小学生テストで良い点を取りたい!ということであれば、過去問(一部)や学年別の重要テーマなどが四谷大塚のサイトなどにも載っていますので、チェックされることをおすすめします。
■決勝大会
全国統一小学生テストを受験し、小3〜6の成績上位者は、決勝大会に参加できます。
直近では、6月23日(日)に御茶ノ水にて実施予定とのこと。
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いかがでしたでしょうか。
少しでも読んでくださった皆様のお力になれていれば嬉しいです。
☆°最後まで読んでいただき有難うございました°☆
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