”折り紙が上手に折れない”、”はさみが上手に使えない”、”絵がなんとも独特”・・・
年長さんくらいの年になると、なんでうちの子は○○が上手に出来ないのかなと、他の子と比べてしまって心配になるお母さんも多いのではないでしょうか。
特に男の子は、手先の器用な女の子と比べると、比較的成長も遅く、こんなにも差があるものなのかと心配になるお母さんも多いと思います。
私もそのうちの1人。幼稚園や小学校の作品展などを見ても、我が子のあまりにも独特なセンスに苦笑い。
今の時期にしか見ることが出来ないであろう絵や文字や作品を堪能しつつも、心のどこかでは本当にこれから上達していくのだろうかと、心配な気持ちが大きいです。
今のままで大丈夫かなと心配しているお母さん、少しでも改善してあげたいなと思っているお母さん、是非読んでいただきたいです。
手先が器用になると何が良いの?
手先が器用になると子供の成長において、良いことがたくさんあります。
主なメリットは以下の通りです。
脳が発達する
末しょう神経が集まる手のひらや指先は、脳の中の運動野・感覚野と密接に繋がっているとされています。
”指先は第二の脳”とも言われており、指先を頻繁に使うことは、脳の広範囲に刺激を与えて、成長期の幼児の脳をより活性化していきます。
特に、大脳に影響を与えると言われており、大脳の働きである「思考力」「記憶力」「運動能力」などは、手先や指先をたくさん動かすことにより活性化されます。
集中力が上がる
頭を使って手先をコントロールするという動作は、集中力も養えます。
手先を上手に使えると、自分がやっていることに入り込めるため、周りの環境にも影響されにくく、一つのことをしっかりやり遂げられるようになります。
そうなると効率も意識できるようになり、徐々に効率の良い行動も取れるようになっていきます。
創造力が身につく
自分の思い通りに手が動かせると、色々なものを作り出す想像力が育まれます。
思い描いていたものが形にできると、楽しさの感情も強くなり、自分はできるんだと自己肯定感も上がっていきます。
子供に対して、やってはいけないこと
まずもって、周りの親がああだこうだ言うことで、子供自身に苦手意識が植え付けられて、自己肯定感が低くなることは、避けなければいけません。
子供に対して、過度に期待しすぎたり、頭ごなしに否定することもよくありません。
子供の気持ちを考えながら、少しずつ上達できるように導いてあげることが大切になってきます。
子供へのおすすめ対策法
手先が上手に使えない子供へのおすすめな対策法を3つご紹介します。
難易度の低いものからチャレンジさせる
手先がまだ上手に使えない子は、難易度の低いものから出来るようにチャレンジしてみると良いです。
まず、日常生活の中で、自分ひとりで上手に出来ないことも、親がすぐに口出しをせずに、何でもひとりでやらせてみてください。
うまくできないと親がサポートしがちですが、少しでも子供自身で行う時間を長めにとれると、自然とトレーニングになります。
例えば、以下のようなものがあります。
・ボタンをかける
・箸を使わせる
・靴紐を結ぶ
また、遊びの中でも、手先を使うものは良いトレーニングになります。
例えば、以下のようなものがあります。
・コマを回す
・オセロや将棋などの細かいものを使うもの
・パズル
・トランプ
・人生ゲーム
・おえかき(ペンを使うもの)
・アクセサリー作り
少しずつ上達してきたなと感じたら、徐々に難易度を上げてみてください。
ご参考までに、指先の発達にフォーカスした遊びで、うちの三兄弟がハマって、楽しくトレーニングすることができた知育玩具を載せておきます。
おうちのお手伝いをお願いしてみる
おうちのこと、どんなことでも良いです。子供のレベルに合わせて、取り組ませてあげてください。
例えば、以下のようなことを実践してみてください。
・お風呂を洗う
・ご飯をよそう
・食器を洗う
ぜひ、お手伝い後には、頑張ってお手伝いをしてくれたことをお子さんに褒めてあげてくださいね。
「自分はできるんだ」「褒められて嬉しいな」など、自己肯定感が上がるよう仕向けていくことが大事です。
過去と比較して少しでも上手になったらOKとしてみる
親があまりにも過度に期待しすぎてしまうと、親の期待を下回った場合、親のイライラが募り、子供に当たってしまうこともあると思います。
そうなると逆効果。子供の自己肯定感が下がってしまうことは何としても避けたいため、親の気持ちの持ち方も重要になります。
少し前の我が子と比べて、1つでも上達したら、少しでも上達したら、マルとしてみてはいかがでしょうか。
子供自身でできることが増えれば、楽しめることも増えていきます。
是非、お子さんのペースで、できることが1つずつ増えていくことを、心から祈っています。
☆°毎日お疲れ様です☆°
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