子供が決まったものしか食べなかったり、食べムラがあると、栄養が充分に取れているのか、順調に育ってくれるのか、親は色々と心配になりますよね。
うちは長男は乳幼児から何でも食べてくれる子でしたが、下の双子たちは1歳過ぎたあたりから、野菜を全く食べてくれなくなりました。
食べれるものと言ったら、白米、納豆、しらす、肉くらい。時々、じゃがいもを少々・・・野菜の多くは、ほとんど食べてくれませんでした。
私自身とても心配で、1歳半検診や3歳児検診で、よく管理栄養士さんに「野菜が食べられるようになる良い方法はあるか」、「このままの食生活で大丈夫でしょうか」と質問していました。
管理栄養士さんからの返答は「食べれるものがあるなら、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。栄養は1日単位で考えず、1週間単位で大体取れていたら大丈夫ですよ。」とアドバイスをもらいました。
3歳半くらいになりやっと色々と食べてくれるようになりましたが、THE野菜という見た目のものは、まだまだ抵抗があるようです。
そんな大の野菜嫌いの双子たちでも効果的であった、野菜克服法をご紹介していきます。
調理法を工夫する
まず、野菜嫌いな子がなぜ野菜を食べないのか考えてみると、独特のにおいや味、見た目を嫌がる傾向にあります。食わず嫌いなだけというケースもあるでしょうね。そんな子には、とにかく一度食べてみようと思わせられる工夫が必要になります。
野菜の原型があるだけで、嫌悪感を抱く子が多いので、ミキサーなどで細かく刻むか、すりおろすことをおすすめします。
すりおろした野菜をハンバーグやホットケーキに混ぜると食べやすいと思います。
うちの子達は、すりおろした野菜たっぷりのホットケーキが大好きです。ホットケーキミックス自体が甘いので、とにかく野菜を食べさせたい時は、玉ねぎ・人参・ほうれん草などの野菜をすりおろして、シロップなどはかけずにそのまま食べさせています。
かわいい見た目で盛り付ける
盛り付け例として、野菜を食べす困っていた時に作ってみたご飯を一部紹介します。
こちらは、子供のお誕生日に作ったオムライスですが、特別な日だったので気合を入れて、ピカチュウの画像とにらめっこしながら作ってみました。
形はいびつですが、子供たちは「ピカチュウだー!」「やったー!」などと大はしゃぎ。オムライスの中身は、ケチャップライスにして、茹でて柔らかくした人参や玉ねぎ、鶏肉などを入れて、卵でとじました。
キャラクター効果もあってか、楽しそうに「どこから食べようかな〜」なんて言いながら、この日は珍しく完食しました。
こちらは七夕に作ったそうめんです。「ハートがかわいい〜」「お星さまかわいい〜」などと言って、子供たちの掴みは良し。
人参はこの日初めて口に入れました。完食とまではいきませんでしたが、興味を持って自分から人参とトマトは口に入れてくれたので、この日は無理させず、良しとしました。
なぜか、彦星の枝豆は、この日初めて食べることができ、この日を境に枝豆好きになりました(笑)。
子供がテンションを上げてくれるように料理を盛り付けることは、とても手間だとは思いますが、全然食べてくれないなど気分転換をさせたい時には、気合いを入れて頑張ってみる甲斐はあると思います。
とはいえ、慌ただしい日常の中で作り込むことは難しいと思うので、まずは、トマトをハートに切ってみる、人参を星型にしてみる、ウインナーをタコさんにしてみる、ハンバーグをハート型にしてみるなど小さな工夫から実践してみてはいかがでしょうか。
お子さんの好きなキャラクターの包み紙やピックなどを使って、嫌いなものに挑戦させてみるのもアリだと思います。決して無理はさせないように、ゆっくりゆっくりトライしてみてください。
大人や兄弟が美味しそうに食べて見せる
子供は、親やお兄ちゃんお姉ちゃんの真似をよくしますよね。
何気なく美味しそうに食べている姿を見せ、
・これって美味しいのかな?
・もしかして美味しいかもしれない
と思わせることも大事です。
自ら口に入れてみる、ひとくち食べてみようと思うきっかけになるかもしれません。ぜひ大げさにでも、「この○○美味しい〜」と言いながら、美味しそうに食べている姿を見せてあげてください。
一緒に野菜を育てる
子供と一緒に野菜を育てていくことで、野菜に対して愛着も湧いてきて、今か今かと食べることを楽しみにするようになる傾向があります。
自分の目で見て、触って、食べる。食育にもなり、子供に良い影響も与えられるのでおすすめです。
うちの双子は、おうちでも簡単に育てられるミニトマトを一緒に育てて、自分で育てたミニトマトを食べて、トマト嫌いを克服しました。
野菜だけでなく、果物も同じ方法で、イチゴやみかん、びわなども食べられるようになりました。ぜひ、簡単に育てられるミニトマトあたりから挑戦してみてはいかがしょうか。
食べる環境を変えてみる
いつもと同じ食事でも、お弁当箱に詰めて公園で食べてみたり、お家の中であってもビニールシートを敷いて、ピクニック感覚で楽しく食事をしてみたり、いつもと異なった環境を作って、子供たちを楽しませながら食事の時間を作ることも良い方法です。
食事の時間が楽しみになってくれたら、野菜の克服だけでなく、食べムラがある子や偏食の子にも対策が打ちやすくなります。
以上、克服法5選をご紹介しましたが、どれを試してもダメと言う子がもしいたら、具だくさんの野菜スープを作って、スープだけでも飲ませてあげてください。スープに溶け出した野菜の栄養が、少しは摂取できます。
これは、うちの子が野菜を全く食べす悩んでいた時に、管理栄養士さんから頂いたアドバイスでもあります。野菜が不足していそうだなと感じた時は、数種類の野菜を入れて野菜スープを大量に作り、小分けにして冷凍保存していました。
野菜を食べれれば一番ですが、どれも手の打ちようが無い場合は、ぜひ試してみてください。
1つでも多く食べれるものが増えて、お子さんも親御さんも食事の時間が楽しくなることを願っています。
☆°きっと良いことがあるよ☆°
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