これから双子ママになる方、はじめて双子ママになった方、毎日寝不足になりながら双子育児に奮闘中の方、双子の授乳に不安や心配、お困りごとなど抱えているのではないでしょうか。
子供1人に授乳をするだけでも大変なのに、2人に同じことをするのは、はっきり言って大変です。
特に、授乳のタイミングが2人同時になってしまった時は、あくせくするものです。
逆に授乳のタイミングがズレた場合であっても、1人が寝付いた時にもう1人が起き、常に自分自身は寝不足な状態でどちらにしても大変です。
ただ、少しでも負担を軽減する方法やコツはありますので、私の実体験から、少しでも真似していただけるポイントや発見があれば、嬉しく思います。
授乳パターン
まず、授乳パターンには、完全母乳・完全ミルク・母乳とミルク混合の3つのパターンがあります。
母乳が出やすいかどうかは、お母さんの体質もあると思いますし、どのパターンで育てたいかは、人それぞれ。
お子さんがお母さんのおっぱいしか飲まない、哺乳瓶を嫌がる、逆に哺乳瓶でしか飲まない、などお子さんの状況も様々なので、一概にどの授乳パターンが良いかは一口には言えません。
私自身の経験をお話すると、長男の時に、母乳は比較的出やすかったのですが、乳腺炎になりやすく育児に支障をきたすことがあったため、双子授乳はざっくりとこんな風に出来ればいいなと考えていました。
母乳にしか含まれない栄養を子供たちに与えられたあとは、母子ともに無理のないタイミングで、早めにミルクに切り替えられたらいいな。
出産後〜5日間は、産院で過ごしましたが、母乳メインでたまにミルク。
双子どちらも哺乳瓶もミルクも嫌がらなかったので、退院してからも、母乳が溜まったら搾乳して、2人同時に泣いてどうしようもない時は、1人は母乳を直接、もう1人は搾乳した母乳もしくはミルクを哺乳瓶で与えていました。
もちろん、抱っこしないと2人とも泣き止まない時は、2人を両脇にかかえて、同時に母乳を与えることもありました。
生後1ヶ月〜3ヶ月くらいまで、母乳とミルクを混合授乳。
産後、免疫力が低下しているせいか体調も不安定なことが多かったり、寝不足や育児疲れも溜まってきた時期でもあったため、4ヶ月以降は、思い切って、完全ミルクへと移行。
完全ミルクに切り替えてから、卒乳した1歳2ヶ月頃まで、2人とも何のトラブルもなく、すくすく成長してくれました。
個人的には、混合授乳と完全ミルクを経験して、どちらも私以外の人に授乳をお願いできる部分がとても大きな支えになったと思います。
赤ちゃんのお世話は授乳だけではありませんが、生後間もない赤ちゃんの、負担が大きい授乳の部分で、ミルクがあれば何とかなる、いざと言う時は誰かにお願いできる、という安心感はとても大きかったなと感じています。
完全母乳・完全ミルク・母乳とミルクの混合のメリット・デメリットを下記にまとめましたので、ご参考になさって下さい。
双子の場合は、ミルク代も2倍、外出時の荷物も2倍、母体の負担も2倍以上のものがかかると実感しましたので、そのことも頭に入れながら比較頂ければと思います。
完全母乳 | 完全ミルク | 混合 | |
メリット | ・ミルク代がかからないので経済的 ・母体が痩せる | ・腹持ちがよい ・赤ちゃんが飲んだ量が把握できる ・ママ以外の人に授乳をお願いできる | ・母体の負担を軽減できる ・ママ以外の人に授乳をお願いできる |
デメリット | ・母体の負担が大きい ・母乳は消化がよいので、赤ちゃんのお腹が減りやすい ・赤ちゃんが飲んだ量がわかりにくい | ・ミルク代がかかる ・外出時の荷物が増える | ・ミルクを足す量がわかりにくい ・外出時の荷物が増える |
母体と赤ちゃんの様子を見ながら、ご自身に合う授乳パターンが確立できると良いですね
授乳方法
新生児から首がすわるまでのホニャホニャ時期
上述したように、私は生後3ヶ月頃までは、母乳とミルクの混合授乳をしていました。
搾乳した母乳のストックがなかったり、ミルクを作る暇もなく2人同時におっぱいを欲しがった時には、双子用授乳クッションなどを用いて、できるだけ楽な姿勢を作り、同時授乳をしていました。
授乳クッションを自分の身体にセットして、赤ちゃんを両脇にそれぞれ抱えて、下から赤ちゃんの身体を支えてもらうイメージです。
赤ちゃんの首がすわるまでは特に、赤ちゃんの身体もしっかり支えてあげる必要があるので、クッションなどの支えがあると、赤ちゃんも母体も楽な状態で授乳ができるため、とても便利でおすすめです。
哺乳瓶から母乳やミルクを与える場合は、こんな感じで授乳をしていました。
このクッションは、ニトリで購入したビーズソファ。妊婦さんの時に、大きなお腹が苦しくて普通に座るのがしんどい時に活用していたもの。
ビーズクッションになっているので、寝返りをすると危険ですが、寝返りなどもしない時期に、授乳の時だけに使う分にはとても便利でした。
写真のように2人隣同士に寝かせて授乳をしていましたが、良い感じに頭を高くできるので、子供も苦しくなく、私も両手で楽に授乳できるので、妊娠中から出産後まで、大活躍していたアイテムです。
当時4歳だった長男も、こんな感じで授乳を手伝ってくれて、大助かりでした。
首がすわってお座りできるようになるまでの時期
双子の首がすわってからは、こんな感じで、バウンサーを隣同士に設置して、バウンサーに座らせた状態での授乳がとてもやりやすかったです。
こちらのバウンサーは、角度も3段階調整できるので、授乳の時は頭を少し高くして、寝かしつけの時は一番低く、離乳食を食べさせる時には一番高くして活用していました。
授乳〜離乳食時期まで、長い期間使えて、大活躍したアイテムの1つです。
ちなみに授乳や食事の時以外にも、片方ずついれる沐浴の時に、もう片方のお風呂待ちの際にも大活躍しました。
バウンサー自体、とても軽いので、移動も簡単、なんなら折り畳めるので、ちょっとした旅行や帰省の際にも持ち運べるのもとても便利ですよ。
徐々に哺乳瓶を自分で持って飲めるようになり、自力で飲めるようになってきたタイミングで、乳首以外の飲み口にも慣れさせるべく、子供が両手で握って飲みやすいマグ(飲み口は付け替えできるタイプ)を購入しました。
飲み口を、スパウト(乳首よりも穴が大きく、口に入る量を調整しやすい)からはじめ、徐々にストロー、コップへと移行しながら飲む練習をしました。
我が家で使っていたのは、ピジョンのマグマグ。
小さい赤ちゃんの手でも握りやすいようで、読みやすく、双子たちもマグを持つといつもニコニコでした。
ミルクは、離乳食が始まる頃から、少しずつ量を減らしていき、ベビー用の麦茶なども少しずつ、マグで与えるようにしていきました。
ただ、うちの子供たちは、3人とも麦茶をあまり好まなかったので、ベビー用のりんご水(ミネラルウォーターを混ぜて、より水に近い感じにしていました)や、離乳食が始まっている時期でもミルクを飲む量が多かったように感じます。
今では、水分はほぼ麦茶で摂取していますが、2歳頃までは麦茶をとても嫌がっていました。
お風呂上がりや離乳食中などの喉が乾くタイミングを見計らって、ベビー用麦茶に更に水を入れて薄くしたものを少しずつ飲ませるようにして、徐々に麦茶が飲めるようになりました。
ちなみに離乳食は、ベビーチェアにこんな感じに座らせて、与えていましたよ。自分で座って、自分で食べられるようになると、だいぶお母さん自身の負担も軽減されてくると思います。
授乳タイミング
授乳のタイミングは、1人ずつ授乳をした方が良いのか、同時に授乳をした方が良いのか、悩むかと思います。
私は、基本的に同時授乳をしていました。ミルクを飲む量(回数)のバラつきや偏りを防ぐためにも、できるだけ同じタイミングでの授乳を心がけました。
授乳のタイミングが2人それぞれ違うと、お風呂やおむつ替えなどのタイミングもずれていき、2人の生活リズムもずれていってしまうと感じたことも大きな要因です。
ただ、夜間は泣いた子に対応(ミルク・おむつ・抱っこ)し、寝ている子は起こさず様子だけ確認する、の繰り返しで、子供たちの自然なリズムで過ごしました。
夜間は私自身もふらふらなので、あえてもう1人まで起こすということはせず、私自身も寝れそうな時は一緒に寝るというスタンスでお世話をしていました。
まぁ、1人が大泣きするともう1人も起きちゃうんですけどね。あえてどちらかも起こしてまでの同時授乳はせず、その時の2人に合わせた方法を取っていました。
お子さんとお母さんのリズムに合わせて、無理のないタイミングで授乳が行えると良いと思います。
どちらにしても、お母さんの寝不足は回避できないと思います。
責任感が強い人ほど、手伝ってほしいとなかなか言い出せないと思いますが、周りに頼れる方を見つけて、日中、「30分だけ子供を見てくれないか」、「次の授乳をお願いできないか」などと助け船を出すことも大事です。
産後の母体は、かなり疲弊していますので、子供のためにも自分のためにも、無茶な無理だけはしないように周りに頼ることを忘れないようにしてくださいね。
最後に、双子のお世話は1人と比べて倍大変ですが、可愛さは2倍以上、いや4倍はあると思います。
ほんとにほんとに可愛いです。2人のじゃれ合いや2人で支え合う姿も、全て微笑ましいです。
少し育児が落ち着いてきた今、振り返ると、授乳期間もほんの一瞬。
ぜひ、授乳を含む貴重な育児を楽しみながら、双子ちゃんの成長を楽しんでくださいね。
☆°最後まで読んでいただき有難うございました°☆
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