お友達には手を出さないけど、子供がママだけを叩くのはなぜだろうと頭を抱えたり、何度注意しても、なおやり続ける子供に対して、怒鳴ってしまった経験があるお母さんは多いのではないでしょうか。
自分の気持ちをうまく伝えられない3歳くらいまでの子は、特に手を出してしまいがちですが、3歳を過ぎても様々な理由でママにだけ叩いてしまう子もいます。
いずれも、誰かを傷つけるために手を出してしまうのではなく、自分の中で納得できない気持ちやモヤモヤした感情が、”叩く”という行動として出てしまう場合が多いです。
そんな子供に対して親はどのような行動を取れば良いのか、ママにだけ手を出してしまう子供への対処法をご紹介していきます。
叩いてしまった理由を理解する
子供が叩いてしまう行動には、必ず理由があります。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・お友達関係でトラブルがあった
・今やっていることに飽きてしまった
・大人の注意を引きたい
・親に甘えたい
だんだんと子供の力も強くなっていきますし、特に男の子は本気で向かってくるので、手を出された方の怒りも強くなりますよね。
私も身を持ってよく理解していますが、そこはぐっとこらえて(痛みも怒りも)、怒るよりも先に、なぜ叩いてしまったのか理由を子供に聞いてみてください。
よく話を聞いてみると、思わぬところに理由があったりするものです。理由がわかれば、対策が打てます。
何か悩んでいることがあればしっかり子供の話を聞いて、一緒に対応を考えられます。
大人の注意を引きたい、甘えたいという理由だったのならば、一度抱きしめてあげてください。
子供の心理を理解してあげた上で、言葉で気持ちを伝えることの大切さを子供に教えてあげてくださいね。
また、親自身の行動が、子供に対して理不尽になっていないか常に振り返ることも大切です。
叱りすぎないように気をつける
無理やり子供を従わせようと強い口調で叱るにはよくありません。
強い口調で叱ると、子供は”叱られて怖い”という気持ちだけが残り、注意の言葉が頭に入らないものです。
子供に恐怖を与えるのではなく、なぜ自分は叱られたのかを子供自身がきちんと理解できる言い方をするべきですね。
反抗期は成長の証です。お母さん自身が、許せることと許せないことの線引きをしっかり行った上で、”叱る”行動を取るようにしましょう。
子供の反抗的な態度ばかりに目を向けて、力で従わせようとするのもよくありません。大人の行動は、子供も真似します。子供自身も力で解決しようとするようになりますよ。
私たち親もとてもエネルギーのいることですが、きちんと言葉で、子供にわかるように、何度も何度も目と目を見て、根気よく話をしてあげてください。
そもそもお母さんにだけ手を出してしまう行動は、お母さんは自分が何をしても受け止めてくれるものだと、安心・信頼している証拠です。
そんなお母さんから既に言われていることは、子供は理解していることが多いですが、手が出なくなるまで、子供と向き合うことが大切です。
突き放さない
何度言ってもやめない、何度言っても同じことを繰り返す場合であっても、「勝手にしなさい」「好きにしなさい」などの叱り方はよくありません。
子供は、親に見放されたと感じ、”どうせ僕は”と考えるようになってしまいます。
子供からすると、自分の不安やストレスを受け止めてもらう拠り所がなくなってしまうものと同然なのです。
何があっても、子供の気持ちを理解し、受けとめて、見守ることが大切です。
また、子供とお母さんとの関係性が、”叩く”行動に繋がってしまっているケースもあります。少しでも多く子供との時間を作り、親子の絆を深めていくことも大事です。
少しでも読んでいただいた方のお役に立てていれば幸いです。
☆°*毎日育児に家事にお疲れ様です*°☆
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