男の子は理解できない行動を取ることが多いですよね。
特にお母さんからすると、性別の違いなどから、男の子の行動に対して、イライラしてしまったり、なぜ言うことを聞かないのかと頭を悩ませる場面がたくさんあると思います。
うちの三兄弟もそうです。私から見ると、意味のない行動が目についたり、だめだと注意してもなぜやり続けるのか、1つのことに集中するとその他のことが見えなくなったり・・・あげたらキリがないほど、日常の中でどうしてと思うことだらけです。
でも、そもそも女の子と男の子では、体つきも違えば、脳の構造も違うので、なぜと思うことがあって当たり前なんですよね。
もちろん、1人ひとりの個性によっても変わりますが、少なからず性別による違いはあります。
主な男の子の特徴としては、以下のことが挙げられます。
・競争が好き
・集中力が高く1つのことしか見れなくなる
・マイペースで人の話を聞かない
・やりたいことを貫き通す
・好奇心旺盛で、冒険心や探究心がある
男の子の特徴を把握した上で、男の子を上手に育てていくコツをご紹介します。
小言は言わない
経験則からしても、小言は効き目ゼロです。注意するべき最低限のラインをお母さん自身の中で引いて、ラインを超えないことは、そっと見守ることが大切です。
口出ししたくなる気持ちはよく分かりますが、ガミガミ言い続けても逆効果になります。許せることと許せないことをしっかり決めておいた方が良いですね。
その方が、無駄な怒りも抑えられ、お母さん自身のストレスも軽減されます。
叱る時は1対1で短く厳しく
叱る時に守るべきポイントは以下の通りです。
・短く
・後を引かず
・1対1で
・いつもと違うトーンで
・真顔で
・マイナスになる言葉は使わない
基本的に、要件を端的に、厳しく伝えることが大切です。回りくどい言い方でダラダラ叱っても、分かりにくく伝わりません。
いつもと違った声色や真顔で叱った方がきちんと伝わります。少しでも甘い顔をすると真剣さが伝わらず、「また同じことを繰り返しても、別に大丈夫だろう」と調子に乗りますよ。
叱る時に過去のことを持ち出して怒るのもNGです。
「この間も同じことをやったよね」「あの時は○○だったよね」など、過去のことを蒸し返したり、今と関係のないことを持ち出して責めると、今、何のことで叱られているのかわからなくなってしまうからです。
また、うちの長男は小学生になってから、中間反抗期も相まって、言うことを聞かず叱らざるを得ない場合は、特に1対1で叱ることを心掛けていました。
5〜6歳頃は、社会性が育ち始める時期で、お友達との人間関係を築きつつある時期です。
「お友達の前や大人数の前で怒られる姿を見られたくない」
「怒られる姿を見られると恥ずかしい」
「格好悪い姿を見せたくない」
などの気持ちが芽生え始めます。うちの子は、このような気持ちが強く働く子だったので、なるべく人前では叱らないように注意していました。
このような気持ちの中で親が叱ったところで、子供にとっては、叱られた内容も頭に入らないですし、子供の自尊心も傷つけてしまうことになるからです。
叱る際は、「バカだな」「本当にダメだね」「頭が悪い」などのマイナスになる言葉は決して使わないでください。子供の自己肯定感が下がってしまいます。
叱る側は、感情的にならないように、平常心で子供と向き合ってください。感情的になりそうだったら、心の中で6秒唱える・・・少しは落ち着くと思いますよ。
叱るより褒めてあげる
叱りすぎると、子供の自己肯定感が下がってしまいます。劣等感に陥り、自分はダメなんだと自己肯定感が低くなるため、基本的に叱るより褒めてあげるようにした方が良いです。
あまり叱りすぎると、叱られ癖が付いてしまい、子供は親の言うことになかなか響かなくなります。
男の子は素直でとても可愛いですよね。できるだけ、褒めて良いところを伸ばしてあげる方に注力できると良いです。
叱りすぎて子供の自己肯定感を傷つけて、好奇心や積極性が損なわれないないように、時には見守る姿勢も必要です。
過度な期待をしない
子供への期待をすることは当然ありますよね。子供が頑張ろうとしていることを応援したり、支えてあげることで、子供自身のやる気や力に繋がるからです。
全く期待をしないのではなく、”過度”がよくありません。人は、期待通りにいかなかった時に、イライラしたり、怒りを感じますよね。
過度な期待は、期待通りにいかなかった場合に、子供を責めてしまいがちです。親の勝手な価値観を押し付けることで、子供に劣等感を与えてしまうことがあります。なので、過度な期待は最初からしない方が良いです。
期待するなら子供主体で、期待通りにいかなかった場合でも子供を責めないことを心掛けましょう。
考えることを一緒に楽しむ
男の子の脳は、論理的思考が優れている傾向にあります。なんでも自分が納得することで、衝動的な気持ちを抑えられたり、自分で行動出来るようになったりします。
子供が興味の持った日常のなぜ?を一緒に考えたり、調べたり、実験してみたり、ルールを一緒に決めてみたり、”考えること”を一緒になって楽しむことが、子供の満足感や納得度に繋がることもあります。
男の子は、自分の気になったことは、とことん突き詰めて考える傾向にあるので、考える遊びをすることで、集中力や落ち着いて取り組む姿勢などが自然と身についてきますよ。
甘えさせてあげる
親に甘えられる、自分を受け入れてもらっている安心感は、人を思いやる心や自己肯定感を育てることに繋がります。お友達に優しく出来たり、周りと信頼関係を築き上げ、自立心をも育てることになります。
なので、男の子なのにと突き放すことなく、子供が甘えてきた時は、たっぷり甘えさせてあげてください。子供とコミュニケーションやスキンシップをとって、子供との時間を多くとるように心掛けてくださいね。
健康的な生活スタイルを作る
男の子は常にエネルギーが有り余っていますよね。家の中でもバタバタ走り回ったり、お腹が空いて不機嫌になったり・・・。
健康的な生活スタイルを促進することで、子供の成長を助けることになります。
よく運動させて、よく寝かせて、バランスの良い食事をしっかり食べさせる。この全てが大切です。
睡眠時間は、男の子に限らずですが、6〜13歳で9〜11時間が必要な睡眠時間と推奨されています。食事も、なるべく添加物を摂りすぎないないように、栄養バランスの良い食事が大切です。
栄養バランスの良い食事とは、子供の成長に欠かせない5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)がバランスよく摂れる食事のことです。子供に不足しがちなカルシウムも牛乳や豆腐などで補えれば良いですね。
少しでも読んでいただいた皆さんのお役に立てていれば嬉しいです。
☆°*毎日育児お疲れ様です*°☆
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